AI に台本を書かせるコツ:良いプロンプトの書き方
つないだ AI(ChatGPT・Claude)に思い通りの台本を書かせるためのプロンプト設計を、5 要素・改善例・ジャンル別テンプレ付きで解説します。
最終更新: 2026-09-25
YukkuriGen では、台本を書くのはあなたがつないだ AI(ChatGPT・Claude)です。AI が書いた台本を YukkuriGen が受け取り、音声・字幕・動画に仕上げます。同じテーマでも、AI への頼み方(プロンプト)しだいで台本の質は大きく変わります。この記事では、狙い通りの台本を書かせるためのプロンプト設計を紹介します。AI のつなぎ方は「AIをつなぐ」を参照してください。
なぜ台本の質はプロンプトで決まるのか
AI は「書かれていないこと」を推測で埋めます。テーマだけを渡すと、視聴者層・動画の長さ・口調をすべて AI が勝手に決めるため、チャンネルの方向性と噛み合わない台本になりがちです。
逆に、判断材料を先に渡しておけば、AI の推測が入り込む余地が減り、出力は安定します。台本の読み書きや修正でクレジットは減りませんが、「書かせてから直す」より「書かせる前に指定する」ほうが、やり取りの回数が減って結果的に早く仕上がります。
良いプロンプトの 5 要素
プロンプトには次の 5 つを含めると、台本のブレが大幅に減ります。
- テーマ: 何について話すか。「宇宙」ではなく「ブラックホールに落ちたら何が起きるか」のように 1 文で言い切れる粒度にします
- 視聴者: 誰に向けた動画か(例: 科学に詳しくない社会人、歴史好きの中高生)
- 長さ: 想定する動画尺(例: 8 分程度、セリフ 60〜80 往復)
- 口調: 霊夢・魔理沙型の掛け合いか、単独解説か。ボケとツッコミの配分など
- 避けたい表現: 専門用語の多用、断定できない情報の断定、下品なネタ、など
5 つすべてを毎回書く必要はありませんが、「出力が思い通りにならない」と感じたときは、まずこのうちどれが抜けているかを確認してください。
画面の見せ方も一緒に頼めます。AI はセリフごとに、図解カード・写真の検索語・章の見出し・強調テロップを決めて YukkuriGen に渡せるので、「要点は図解に」「章ごとに見出しを入れて」のように書き添えておくと、仕上がりのイメージに近づきます。
悪いプロンプトの例 vs 改善例
パターン 1: テーマが広すぎる
- 悪い例: 「歴史の雑学の台本を作って」
- 改善例: 「戦国武将の意外な死因を 5 つ紹介する雑学動画。1 つにつき 1〜2 分、驚き→解説→ツッコミの流れで」
パターン 2: 視聴者と口調が未指定
- 悪い例: 「NISA の解説動画」
- 改善例: 「投資未経験の 20〜30 代向けに NISA の始め方を解説。専門用語は必ず言い換えを添え、魔理沙が解説・霊夢が視聴者目線で質問する構成」
パターン 3: 尺の指定がない
- 悪い例: 「猫の生態について詳しく」
- 改善例: 「猫の睡眠に絞った 8 分程度の解説動画。導入 30 秒で『猫は 1 日 16 時間寝る』というフックを入れ、理由を 3 つのトピックに分けて解説」
共通するのは、悪い例が「お題」しか渡していないのに対し、改善例は構成の骨格まで指定している点です。
ジャンル別のプロンプトテンプレ
そのまま穴埋めして、つないだ AI への依頼文に貼り付けて使えるテンプレートです。末尾に「この台本で YukkuriGen の動画を作って」と添えると、そのまま動画づくりまで進みます。
雑学系
テーマ: 〇〇に関する意外な雑学を 5 つ
視聴者: 〇〇に詳しくない一般層
構成: 冒頭で一番インパクトのある雑学を予告 → 5 つを弱い順に紹介
尺: 8〜10 分
口調: 掛け合い形式。雑学の提示後に必ずツッコミを 1 往復入れる
禁止: 出典が怪しい俗説を事実として断定しない
解説系
テーマ: 〇〇の仕組みを初心者向けに解説
視聴者: 前提知識ゼロの視聴者
構成: 「そもそも〇〇とは」→ 具体例 → よくある誤解 → まとめ
尺: 10 分前後
口調: 解説役が説明し、聞き役が視聴者が抱きそうな疑問を代弁する
禁止: 専門用語を言い換えなしで 3 つ以上連続で使わない
実況・体験系
テーマ: 〇〇をやってみた実況風の台本
視聴者: 〇〇のプレイ経験がある層
構成: 目標宣言 → 途中経過(山場を 2 回)→ 結果発表
尺: 8 分程度
口調: テンポ重視。1 セリフは短く、リアクション多め
禁止: 実際に起きていない展開の捏造
書かせた後の手直しポイント
良いプロンプトでも、AI が書いた台本をそのまま使うのはおすすめしません。最低限、次の 3 点を確認してください。
- 事実確認: 数字・年号・固有名詞は AI が誤ることがあります。断定している箇所は特に確認します
- 冒頭 15 秒: 視聴維持率に最も影響する部分です。フックが弱ければ、動画の結論や一番の驚きポイントを冒頭に移動します
- 読み上げの自然さ: 音声を作る前に、漢字の読み間違いが起きそうな語(固有名詞・専門用語)をひらがなに開いておくと修正の手戻りが減ります
継続改善のログの取り方
プロンプトは一度で完成しません。動画を投稿するたびに、次の 3 つをメモしておくと改善が速くなります。
- 使ったプロンプトの全文(コピーして日付付きで保存)
- 出てきた台本への評価(そのまま使えた割合、直した箇所)
- 公開後の数字(視聴維持率、クリック率)
「プロンプト A の動画は維持率が高い」といった対応関係が見えてくると、テンプレートを自分のチャンネル専用に育てられます。うまくいったプロンプトはチャンネルごとに定型文として保存しておき、テーマ部分だけ差し替えて使い回すのが効率的です。
AI のつなぎ方は「AIをつなぐ」、画面の全体像はアプリのダッシュボードで実際に試しながら確認してみてください。