キャラクター選び:VOICEVOX と AquesTalk の使い分け
ゆっくり動画の声を決める VOICEVOX と AquesTalk の違い、定番キャラの特徴、ジャンル別のおすすめ組み合わせを解説します。
最終更新: 2026-07-02T00:00:00.000Z
Yukkurigen では、動画の音声エンジンとして VOICEVOX と AquesTalk の 2 種類を選択できます。どちらを選ぶかで動画の印象が大きく変わるため、チャンネルの方向性に合わせた選択が重要です。この記事では、両エンジンの違いと定番キャラクターの特徴、ジャンル別のおすすめ構成を紹介します。
VOICEVOX と AquesTalk の違い(音質、キャラ数、ライセンス)
| 項目 | VOICEVOX | AquesTalk |
|---|---|---|
| 音質 | 自然で抑揚のある合成音声 | いわゆる「ゆっくりボイス」の機械的な声 |
| キャラクター数 | 多数(ずんだもん、四国めたん など) | 声種は少なめ(定番のゆっくり声) |
| 印象 | 現代的・キャラクター性が強い | 伝統的・「ゆっくり動画らしさ」が強い |
| クレジット表記 | キャラクターごとの規約に沿った表記が必要 | 利用条件に沿った表記・ライセンス確認が必要 |
大まかな目安は次のとおりです。
- 昔ながらの「ゆっくり解説」の雰囲気を重視するなら AquesTalk
- 聞き取りやすさやキャラクターの個性を重視するなら VOICEVOX
どちらが正解ということはなく、既存の人気チャンネルにも両方の系統があります。迷う場合は、参考にしたいチャンネルがどちらの声を使っているかを確認するのが近道です。
定番キャラクターの特徴
Yukkurigen で選択できる主なキャラクターの特徴です。

素材管理ページ(/assets)で各キャラクターの立ち絵と音声を確認できます
- ずんだもん: 明るく元気な声質。「〜なのだ」口調と組み合わせた雑学・エンタメ系動画で人気が高く、視聴者の認知度も高いキャラクターです。
- 四国めたん: 落ち着いたお嬢様風の声質。ツッコミ役や進行役に向いており、ずんだもんとの掛け合いは定番の組み合わせです。
- 春日部つむぎ: 柔らかく親しみやすい声質。丁寧な解説やナレーション寄りの動画に馴染みます。
- あんこもん: 個性的な声質で、キャラクターの differentiation(差別化)をしたい場合の選択肢になります。サブキャラやマスコット的な役回りに向いています。
ジャンル別のおすすめ組み合わせ
チャンネルのジャンルごとに、実績のある構成を紹介します。
- 雑学・エンタメ系: ずんだもん(メイン)+ 四国めたん(ツッコミ役)。テンポの良い掛け合いが作りやすく、視聴維持率を稼ぎやすい構成です。
- 解説・教養系: 春日部つむぎ(メイン)単独、または AquesTalk のゆっくり声 2 名。落ち着いたトーンが長尺の解説に向きます。
- ゲーム実況・考察系: AquesTalk のゆっくり声 2 名。実況ジャンルは「ゆっくりボイス」への視聴者の期待が強いため、伝統的な声のほうが受け入れられやすい傾向があります。
同ジャンルの上位チャンネルと同じ系統の声を選ぶと視聴者に馴染みやすい一方、あえて違う声で差別化する戦略もあります。数本投稿してアナリティクスの視聴維持率を見ながら調整していくのがおすすめです。
メインとサブの役割分担
ゆっくり動画は 2 キャラクターの掛け合い形式が基本です。役割を明確に分けると台本が書きやすくなります。
- **メイン(解説役)**を決めます。台本の 6〜7 割を話す役で、聞き取りやすい声を選びます。
- **サブ(聞き手・ツッコミ役)**を決めます。「それってどういうこと?」と視聴者の疑問を代弁し、話の区切りを作る役です。
- 2 キャラの声質は高低や質感が明確に違う組み合わせにします。似た声だと、画面を見ていない視聴者がどちらが話しているか判別できなくなります。
Yukkurigen ではプロジェクトごとにキャラクターを設定できるため、AI 台本生成を使う場合もこの役割分担を前提に台本が生成されます。シリーズものでは途中でキャラクターを変えず、チャンネルの「顔」として固定するのが基本です。

おまかせ動画作成(/create)でプロジェクトごとにメインとサブのキャラクターを設定できます
感情パラメータの使いこなし
同じキャラクターでも、感情スタイルの使い分けで表現の幅が広がります。
- ノーマル: 解説パートの基本。大部分はこれで問題ありません。
- 喜び・テンション高め: オープニングや盛り上がりどころに。多用すると聞き疲れするため要所に絞ります。
- 落ち着き・ささやき: シリアスな話題や「ここだけの話」の演出に。緩急がつき、視聴者の注意を引き戻せます。
音声一括生成のあとプレビューで聞き比べ、違和感のあるセリフだけスタイルを差し替えるのが効率的です。まずは全編ノーマルで生成し、山場の数か所だけ感情を付ける、という手順から始めてください。
商用利用時の注意(クレジット表記、収益化条件)
YouTube 収益化を目指す場合、音声・立ち絵・BGM それぞれの利用条件の確認が必要です。
- VOICEVOX キャラクター: 概要欄に「VOICEVOX:ずんだもん」のような形式のクレジット表記が必要です。表記ルールはキャラクターごとに異なるため、各キャラクターの公式利用規約を確認してください。
- AquesTalk: 商用利用(収益化を含む)にはライセンス条件の確認が必要です。利用前に AQUEST 社の利用規約 を確認してください。
- 立ち絵・BGM・効果音: 坂本アヒル 様・いらすとや 様の立ち絵、DOVA-SYNDROME・こおろぎ 様の BGM、効果音ラボ 様の効果音についても、それぞれの規約に沿ったクレジット表記を推奨します。
概要欄のクレジット表記はテンプレート化しておき、毎回の投稿で使い回すと漏れを防げます。利用規約は変更されることがあるため、収益化申請の前に最新の規約を再確認してください。
キャラクター選びに正解はありませんが、「ジャンルの定番に寄せる」「メインとサブの声質を分ける」「クレジット表記を欠かさない」の 3 点を押さえておけば大きな失敗はありません。まずは Free プランの範囲で数パターン試し、チャンネルに合う声を見つけてください。