漢字の読み間違いを直す(ルビ・読みの辞書)
音声が漢字を読み間違えたときの直し方。音声を作る前に AI に読みを確かめさせる方法、セリフに書くルビ(|漢字《よみ》)、何度も出る語を登録する読みの辞書、行全体の読みの使い分けと、直したあとの音声の作り直しまで。
最終更新: 2026-10-20
読み上げの声(VOICEVOX・AquesTalk)は、漢字を読み間違えることがあります。 「今日(きょう/こんにち)」「方(ほう/かた)」のように読みが複数ある語、人名・地名・作品名・専門用語でよく起きます。 動画を焼いてから気づくと、音声の作り直しとレンダーのやり直しになります。音声を作る前に、AI に読みを確かめさせてください。
1. AI に読みを確かめさせる(check_readings)
つないだ AI に、たとえば次のように頼みます。
台本の読みを check_readings で確かめて、読み間違いがあれば直してから音声を作って
check_readings は、各行をエンジンが実際にどう読むかをカタカナで返します(音声は作らないので、クレジットも
月の文字数も使いません)。AI はそれを台本の意味と照らして、違う行を下の方法で直します。
返ってくる読みの見方:
/は句の区切り、、は間(ポーズ)です- VOICEVOX の声(ずんだもん など)は、伸ばす音を母音で書きます。「キョオワ」は「きょうは」、「トオキョオ」は「とうきょう」です
- ゆっくり(霊夢・魔理沙)の声は、エンジンの更新が済むまで読みが返らないことがあります。そのときは、漢字の残る行にルビか辞書で読みを書いておくと確実です
2. 直し方は3つ
| 方法 | 効く範囲 | 向いているとき |
|---|---|---|
ルビ |漢字《よみ》 | その行の、その語だけ | 1か所だけ読みを変えたい(「今日」を「こんにち」と読ませる 等) |
| 読みの辞書 | 自分のすべての動画の、その語すべて | 人名・チャンネルの固有名詞・専門用語など、何度も出る語 |
| reading(行全体の読み) | その行だけ | ルビで足りないとき(行をまるごと読み替える) |
ルビ(セリフの中に読みを書く)
セリフの漢字のあとに 《よみ》 を書きます。字幕は漢字のまま、声だけが読みに変わります。
|今日《こんにち》はお招きいただきありがとうございます
|(全角)でも|(半角)でもかまいません。|から《までが読みを付ける部分です- 短く
今日《こんにち》はとも書けます。このときは直前の漢字の並び全体に掛かります(東京都庁《とうきょうとちょう》は4字すべて)。一部だけなら東京|都庁《とちょう》のように|を付けます - 漢字以外にも付けられます(
|AI《エーアイ》) - 読みを付ける部分・読みはそれぞれ50文字まで。改行と
《》|は中に入れません。書きかけの記法はそのまま字幕に出ます
読みの辞書(何度も出る語をまとめて直す)
AI に「霧雨魔理沙は『きりさめまりさ』と読むように辞書に登録して」と頼むと、set_pronunciation で登録されます。
- これから作る音声の、自分のすべての動画のその語に効きます(VOICEVOX・ゆっくりの両方)
- 長い語から先に当たります(「東京都」と「東京」の両方があれば「東京都」)
- ルビを書いた部分と、行全体の読み(reading)を書いた行には当たりません
- 読みはひらがな・カタカナ・長音(ー)で書きます。1人500語まで登録できます
- 1文字の漢字のような短い語は、ほかの語の中でも置き換わります。登録したら
check_readingsで確かめてください - 登録した語の一覧は
list_pronunciations、消すのはdelete_pronunciationです - 声の高さ(アクセント)は指定できません
reading(行全体の読み)
行の読みをすべてかなで書く方法です。書いた行は、ルビも辞書も効かず、書いた読みがそのまま読まれます。 1語だけ直したいときは、ルビか辞書のほうが向いています。
3. 直したら音声を作り直す
- セリフ(ルビを含む)や reading を直した行は、その行の音声が自動で消えます。AI に音声を作り直してもらってください(
generate_audio) - 読みの辞書を変えたときは、作り済みの音声は前の読みのまま残ります。AI に「読みが変わった行の音声を作り直して」と頼むと、
get_projectのstaleAudioに出る行をgenerate_audioで作り直します(generate_audioは引数なしで、音声の無い行と読みが変わった行をまとめて作ります) - 本番の MP4 は、作り直した音声で焼いてください。読みが変わった行が残っていても MP4 の書き出しは止まらず、前の読みのまま焼けます
読みの確認・ルビ・辞書・音声の作り直しは、どれもクレジットを使いません。